成分及び構成
ミノキシジル5mg
用法容量
1. 成人(12歳以上):ミノキシジルとして初回量で1日1回5㎎を経口投与し、維持量で1日10-40㎎を1-数回分割投与する。 1日最大100㎎まで投与できる。
2. 小児(12歳以下):初回量で1日1回体重㎏当たり0.2㎎を投与し、血圧が最適状態に調整されるまで50-100%を増量することができる。 維持量として1日体重㎏当たり0.25㎎-1.0㎎を投与する。 1日最大50㎎まで投与できる。
3. 投与頻度:この薬投与中の一日の動脈血圧変動の大きさは、血圧減少量に比例する。 配位拡張気圧の減少が30mmHg未満の場合には1日1回投与してもよく、配位拡張気圧が30mmHg以上の場合には1日2回分割投与する。
4. 投与量の変更:投与量は患者の反応によって慎重に決定し、投与量を調節する場合には投与量に対する十分な反応が3日以上にならないと現れないので、少なくとも3日間の間隔を置くことが原則である。 より迅速な高血圧治療が要求される場合には、患者を慎重に観察しながら6時間ごとに投与量を調節することができる。
5. 併用投与
1) 利尿剤:この薬は、塩及び水分のバランス維持を新機能に頼る患者に利尿剤と併用投与し、以下の利尿剤と併用投与されたことがある。
① ヒドロクロロチアジット(1回50㎎·1日2回)または他のチアジット系利尿剤(同等有効量)
② クロルタリドン(1回50-100㎎ 1日1回)
③ プロセミド(1回40㎎ 1日2回)
塩及び水分貯留が過多で体重が約1.8㎏以上増加する場合には利尿剤をプロセミドに変えなければならず、すでにプロセミドを投与されている場合には必要なだけ容量を増加する。
2) β-遮断薬又はその他の交感神経遮断薬:この薬の投与時は、プロフラノロールとして1日80-160㎎に相当するβ-遮断薬を分割投与する。 β-遮断薬が禁忌の場合には、メチルドーパ(1回250-750㎎、1日2回)を代わりに投与することができる。 メチルドーパは,その作用を示すのに時間がかかるので,少なくともこの薬の投与24時間前に投与する。 交感神経遮断剤は、この薬によって心拍数の増加を完全に遮断できないこともあるが、一般的に頻脈を予防することができる。 この薬療法開始前にβ-遮断薬を投与されている患者は、典型的に徐脈を示すが、この薬を投与すると心拍数が増加し、正常になると推定される。 この薬とβ-遮断剤またはその他の交感神経遮断剤を同時に併用すると、心臓に及ぼす反対効果が互いに相殺され、心拍数に変化がほとんどなくなる。
年齢、症状に応じて適切に増減する。
効能効果
1) 症候性又は標的器官損傷による高血圧
2) 利尿剤と2種類の血圧降下剤を併用投与する最大用量にも反応しない高血圧(不応性高血圧)